バンコク

バンコックの踊り子

タイの首都をバンコックというのは、いわゆる「外人」が英語で言う場合だけで、タイの人は「クルンテープ」と呼んでいる。発音は「クルンテーッ」で、「テー」にアクセントがある。
英語では「Krung Thep」と書き、日本語では「クルンテープ」と書く。
しかし、これはあくまで略称で、正式名称は「クルンテーッ、マハナコーン、アモンラッタナーコーシン、マヒンタラユッタナー、マハデイロッポッ、ノッポシン、ラチャータニブリロム、ウドムラタニーウェッマハサー、アモンフィマーン、アワタンサティッ、サッカータチヤ、ウイッサヌカーンプラシッ」と言う。
まるでジュゲム・ジュゲムのようだが、当地の人はこれをちゃんと覚えているからすごい。
意味は、「天使の都、偉大な都、エメラルドの仏陀の住む都、インドラ神の住む信仰篤きアユタヤの都、9つの宝石を授けられた世界の大いなる都、神の化身が住まわれる天国の様な固き王宮の幸多き都、インドラ神によって与えられヴィシュヌ神によって造られた都」だそうだ。

スリランカ(セイロン)の首都はかっては「コロンボ」だったが、そのご改名され、いまでは世界一長い名前として有名であるが、あまりにも長すぎて未だに覚えられない。
その名は「スリジャヤワルダナプラコーッテ」という。
インドでもボンベイがムンバイ、マドラスがチェンナイ、カルカッタコルカタと改名されている。