終戦の日

「戦後も遠くなりにけり」。8月15日、炎熱の中で59回目の終戦記念日を迎えた。群馬県四万温泉の山ん中で、天皇陛下玉音放送を聞いたのは国民学校3年の時だった。夏の高校野球・甲子園で午後12時に全員黙祷の行事があるが、戦争を知らない現代っ子にはピンとこないんだろうなあ。この行事は戦後ろくな改革を行ってこなかった主管官庁・文部省(名前が変わったんだっけね)の贖罪意識なんだろうかね。過熱するアテネ五輪報道の陰に隠れ、今年の8月15日はひっそりと過ぎていった。