◆あれこれ

日比谷公園

強い寒気と冬型の気圧配置の影響で6日、北日本と北陸の日本海側を中心に大雪となった。気象庁によると、群馬県では24時間の降雪量が70センチを観測した。7日は冬型の気圧配置が緩み、雪は昼ごろから次第にやむという。

さてと、「同期の中で奴はピカイチだったね。ただし勉強は出来なかったけどね。なにがピカイチだったかって?そりゃあ、ご想像にまかせるよ」。こんな使い方をする「ピカイチ」って言葉、漢字で書くと「光一」となる。その語源は花札に発するっていわれても、なんとなく納得できそうな語感ではあるね。花札の手札の内、光り物と呼ばれる20点札が1枚しかなく、他がカス札だった場合ピカイチと呼んでいたのが転訛したらしい。「スカ」という言葉もカス札しかないことから、生じた言葉だし、まったく無視することをいう「シカト」も、花札に由来する。10月札に描かれた鹿がそっぽを向いていることから出来た言葉だ。

「瑠璃色」という色は深みのあるブルーをいうが、瑠璃とはラピスラズリを指し、顔料の「ウルトラマリンブルー」のもととなっている。ラピスラズリは世界でもアフガニスタンの一部でしか採掘できない貴重な鉱物だった。有名なオランダの画家フェルメールが惜しげもなく使った「フェルメールブルー」はこのラピスラズリで、オランダの片田舎から一度も国外へ出なかった画家が、この高価な顔料を惜しげもなく使っていた理由はまだ解明されていない。

葛飾北斎の版画、一般には「赤富士」と呼ばれる名画、「凱風一晴」の上辺を飾る、鮮やかなブルーは、同時代ドイツの科学者により人工的に作り出された「ウルトラマリンブルー」を使ったものだった。

陰暦15日の「十五夜」の次の日の月は、「十六夜」と書いて「いざよい」と読む。以下、17日は「立待月」、18日は「居待月」、19日は「寝待月」となる。「立待月」という呼び方は、日没後立ったまま少し待っていると月が昇ってくることから、その後月の昇る時間が次第に遅くなることから、部屋にいて見る、寝床に寝そべって見るという風に変化する。なんだか、段々と色気がなくなってくる呼び方だなあ。